今、婚活中の中のアラフォー女性から相談をうけているのですが、よく聞くフレーズが「元彼を忘れられない。」
私自身も経験があるので、その気持はよーくよーくわかりますとも!別れたばかりの時、復縁でサイトを検索したことは誰しもあるのではないでしょうか。今日は、そんな元彼の呪いではなく、「昔の恋人が忘れられない問題、2024」について考えてみます。
別れ際の言葉は、本心ではないものが多いと心得る
別れの理由。私はなかなか忘れられなかった元彼と、別れた後もしばらく、最後にあったときの会話を、枕を濡らしながら頭の中で何度も反芻していました。
そして、あのときああしていたら、こうしていたらを何度もこねくりまわして時間を浪費していた事は、ドMと言われても仕方ありません。
結局、別れの理由は何だったでしょうか?
仕事が忙しくなるから集中したい?今すぐは結婚が考えられない?それとも、恋愛においてトラウマがあって自信がない?嫌いになった訳ではない?人としては好き?
元彼達はこうしたワードを発していなかったでしょうか。
声を大にして言いたい。それは本当の理由でしょうか?逆説的になりますが、本当の理由を知る必要はありません。大事なのは、【結婚相手としては考えられない】という決断を彼、もしくは自分、両方が下したということ。
仕事に置き換えて考えてみて下さい。何かしら問題やトラブルがあって会社を退職するとします。引き止めらても困るので、円満退職のために多くの人は本当の理由を会社側に伝えないでしょう。それと一緒です。
どれだけ忙しくても、それこそ寝る間もないほどの売れっ子芸能人、世界中を飛び回る起業家、全世界から注目されるプロスポーツ選手であっても、この人という人と出会ったら結婚していることから「忙しい」はあてになりません。
別れ際に何を言っていたとしても、【結婚相手として考えられないという決断を下した】というのが事実です。
客観的に分析し、思い出を美化しない
過去の思い出は美化されがちです。忘れられない相手との恋愛を客観的に振り返ってみましょう。
メモやノートに書き出してみるのもいいかも知れません。
その恋愛で良かったこと、悲しかったことを書き出します。他にも、相手の欠点、自分との相性、その時に感じた思いなど書き出してみましょう。
- 話していて楽しい
- 一緒にいるとあっという間に時間が過ぎる
- 旅行に連れて行ってくれた
- 仕事熱心で尊敬出来る
- 時間にルーズで何度も待たされた
- 先々の約束をしてくれない
- 結婚を考えてくれていなかった
- 別れを告げられた
本当はもっとあるのですが割愛します。ええ、私の話でもあり、ヒアリングしたものもあります。
振り返ってみると、【結婚を考えてくれていなかった】【別れようと言われた】このあたりに勝る良い点ってなかなか無いと思うんですよね。そもそも、結婚したいあなたと、結婚を考えていない相手や別れを告げられた時点で、合ってないと思いませんか?
勿論、彼側にも事情があるでしょう。今はそれは考えずただ事実を羅列してください。なかなか恋愛が長続きしないとすると、過去からの分析は必要なので、それはまた別途記載します。
無理に忘れなくてもいい、自然に忘れるときがくる
人は忘却する生き物です。
私事で恐縮ですが、私は20代半ばで当時結婚を考えていた相手と死別しています。40代になり、2024年9月の今、その人の事を思い出して涙は出ません。忘れたくない、覚えていたいと切に願っていた時期もありましたが、長い時間のなか、生活のなかで忘れてしまっていました。
人は過去の出来事を覚えていたいと思ったとしても、脳の構造上、忘れるようにインプットされているそうです。瞬間、強烈に焼けつくような痛みだとしても徐々に慣れていきます。
勿論、悲しいし、寂しいといった感情はすぐには無くなりません。ただ、いつかは薄らいでいくものです。それにどうしても忘れられなくて苦しかったら無理に忘れることもありません。好きで覚えていたらいい。相手をストーカーするような行為は論外ですけれど、ただ好きでいることは自由です。全てのリスクを受け入れその上で、一人で生きていくという決意をしたのならそれもいい。
誰かをそれだけ好きになれたということを、素直に受け止めてください。
一つだけ、人生において時間には限りがあります。永遠に続くものは無くて、親兄弟、仕事、自分の健康など、いつまでも今のままでいられるとは限らないことは頭の片隅に置いておいて欲しいなと思っています。
時間が経ち環境がかわることで、また誰か傍にいて欲しいと願う時がくるかも知れない。その時に向けての充電期間だと思ってください。
それと別れて間もない時期には考えられないと思いますが、どれだけ好き同士だったとしても終わるご縁というのもあります。こればかりはどうしようもないことです。楽しかったことと相手に感謝して、手放せる時まではそっと握っていてもいいと私は思います。そう、握りつぶさない程度に。
アラフォー以降になると誰しも何かしら、割り切れない想いや忘れられないことがあるでしょう。そうした気持ちをこっそり抱えて生きるのも、人としての深みに繋がると思うのできっと悪くはないはずです。
人との繋がりは、途絶えさせない
別れから時間がそれなりに過ぎて、冷静に分析できるようになったら外に出かけてみましょう。
すぐに婚活をする元気が無かったら、友達と会ったり、美味しいなと思うものを食べてみたり、旅行に行ったり、美容院やネイルに行ってもいいし、お買い物をしてもいいですね。
外に出て、誰かと話すだけでも気分転換にもなります。元カレからの連絡の有無が気になるようなら、スマホを置いて出かけてみましょう。案外大丈夫なものです。※実体験済
独りで部屋に籠っているよりは、一人でも外に出て何かに触れ、誰かと話す時間を持ってみてください。
それで少しづつでも元気になってきたら、出会いに向けての準備をしましょう。
まだ出会いに向けて気が乗らなかったら、家の掃除をしたり、家計管理の勉強をしたり、美味しい料理をマスターしたり、一人でも出来る婚活があります。婚活=出会いだけではなく、自分自身のコンディション、心や体を整えるのも大事な婚活です。
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